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2022.03.22 創業者より

irukaと故郷に帰る

一週間ほど、東京を離れて実家に帰ることになった。

 

僕の故郷の静岡市は、市内の高校生の85%が自転車で通学している。公共交通機関が発達していないかわりに、コンパクトかつ地形がフラットで自転車で移動するのに適しているからだ。僕も、中学・高校時代は自転車でどこへでも行ったものだった。

 

そこで、irukaを連れて輪行で帰ることにした。

 

妻も同じ日から出張に出かけるというので、飼い犬のすみれを義母の家に預けに寄ることになった。目白の自宅から文京区の義母宅まではタクシーを使う。今回のお供、シルバーのiruka Cをタクシーのトランクに積み込む。

すみれはキャリーバッグに。

義母宅から東京駅まではirukaで自走する。約7km、およそ30分の道行きだ。

バックパックはiruCatchでハンドル前に吊るす。

東京駅は日本橋口から入ると新幹線乗り場が近い。irukaをウォークモードに折りたたみ、底面を開いて転がせる状態で専用輪行バッグのiruCoverを装着する。

11:03発のひかり号に乗車。列車内に持ち込む際には、irukaをスリープモードにたたんでiruCoverの底面を閉じる。新幹線の普通車両は座面前端から前席までの距離が約50cm。irukaは折りたたみ高さが48cmなので、縦に立てると自席に収まる。もちろん少々窮屈にはなるが。

1時間ほどで静岡駅に到着。iruCoverを外してirukaを展開する。一人の男性が立ち止まって展開の動作に見入り、すごい自転車だ、と感嘆して去っていった。

実家まで自走する。少し回り道をしよう。駿府城公園のお堀端を走る。

実家に着いた。irukaは玄関先で丸くなって休む。

滞在中は晴れて暖かく、irukaで移動するにはうってつけの天気だった。故郷の町には、まだ知らない道がたくさんあった。

 

 

株式会社イルカ

創業者/代表取締役 小林正樹